内科(プライマリケア)
消化器内科(胃腸内科)
皮膚科
内視鏡(胃カメラ)検査
ヘリコバクターピロリ感染症
腹部エコー検査
骨密度検査
舌下免疫療法
禁煙外来
診療内容
大森胃腸科は内科、消化器内科(胃腸内科)、皮膚科のクリニックです。また、健診と予防接種も実施しております。私の得意分野は胃腸内科(消化器内科)ですが、おなかだけでなく皮膚も含めて全身をみる内科医ですので、まずはご相談頂ければと思います。
内科
プライマリケアとは?
プライマリケアという言葉があります。『身近にあって、いろいろなことに相談にのってくれる総合的な医療』という意味です。みなさんとの会話を大切にしながら、こどもからご年配の方まで、プライマリケアを行っていきたいと考えています。もし、なにか困ったことや気になることがあれば、気軽にお聞き下さい。
内科の病気
かぜ、気管支炎、肺炎、膀胱炎、頭痛、胸痛などの急な疾患
花粉症、喘息などのアレルギー疾患
高血圧、糖尿病、脂質異常症、喘息、不眠症、骨粗鬆症などの慢性疾患実施している検査
採血、採尿、胸部・腹部レントゲン、心電図、視力、聴力など
消化器内科(胃腸内科)
消化器の病気
胸やけ、吐き気、もたれ、腹痛、下痢、便秘などの消化器症状
逆流性食道炎、胃十二指腸潰瘍、胃炎、胃アニキサス症、腸炎、過敏性腸症候群、胆石、膵炎、肝炎など実施している検査
上部消化管内視鏡、腹部エコー、ヘリコバクターピロリ検査、便潜血など
皮膚科
皮膚科の病気
アトピー性皮膚炎、じんましん、水虫、いぼ、フケ症、ニキビ、やけどなど
男性型脱毛(自費)など実施している検査
水虫検査など
禁煙外来
禁煙外来とは
禁煙するのはとても大変で、幾度もチャレンジしている方が多いと思います。なぜうまくいかないのかといえば、心理的にも身体的にもニコチン依存状態にあるからです。ニコチンがきれるとイライラし、喫煙でニコチンが補充されるとおさまります。まるで喫煙がストレスを解消してくれるように感じられますが、実はニコチン切れのストレスがおさまっているにすぎません。ですので、どうやってニコチン依存から離脱するかが成功のカギとなります。以下に診療の流れをお示しします。
1、ニコチン依存症かどうかを確認します。
2、禁煙する方法(内服、貼付剤、ニコチンガム)を相談し、いつから治療を始めるか決めます。
3、禁煙を決心したら、治療についての説明を受けて薬を始めます。保険診療であれば、計5回(12週間)の診察が必要です。Q&A
- 保険で治療できるのはどんなひとですか。
- ニコチン依存があって直ちに禁煙する方です。禁煙治療プログラム(計5回の診察)にのっとり治療をします。内服のプログラムでは最初の7日間で薬を徐々に増やして禁煙の準備をし、8日目から実際に禁煙して計12週間内服します。貼り薬では、貼った日から禁煙をスタートします。
- 紙巻きタバコから加熱タバコに変えることは禁煙する手段になりますか。
- 加熱式タバコはニオイが少ないといわれていますが、紙巻きタバコと同様にニコチンを摂取していることに変わりはありませんので、禁煙する手段としては向いていません。
検査
内視鏡(胃カメラ)検査
上部消化管内視鏡検査とは
上部消化管(食道、胃、十二指腸をいいます)に、病気があるかどうかを調べるための検査です。胃の中に食べ物が残っていると良く見えないので、空腹の状態で検査をします。内視鏡の太さは直径約6mm弱で、鼻ないし口から挿入します。観察時間は10分程度です。必要に応じて生検(組織を採取して顕微鏡で良性か悪性かの判断をします)を行うことがあります。
また、当院では安全のため感染症の血液検査とともに、内視鏡自動洗浄器を用いてスコープの消毒をしています。検査の流れ
- 1. 検査前日
- 食事は夜9時までにすませます。検査前日の飲水制限はありません。
- 2. 検査当日
- 朝は絶食です。水分は検査前2時間まで適度にとってかまいませんが、水かお茶にしてください。
薬は服用しないでください。ただし、血圧、心臓、喘息の薬は食事に関係なく朝7時までにお飲みください。
- 3. 検査方法
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- 経口の場合
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- 1 胃の中をきれいにする水を飲みます。
- 2 麻酔のゼリーでのどを麻酔します。
- 3 口から内視鏡を挿入します。
- 経鼻の場合
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- 1 鼻の中を広げる薬をつけた後に胃の中をきれいにする水を飲みます。
- 2 麻酔のゼリーを塗ったチューブを鼻に入れて鼻腔内麻酔をします。
- 3 鼻から内視鏡を挿入します。
※鼻の奥が狭くて硬いなど医師の判断で口からの挿入になることがあります。
※当日お持ち頂くもの:検査同意書
血液をサラサラにする薬を服用中の方へ
抗血小板薬、抗凝固薬や一部のサプリメントは血液をサラサラにする効果があります。内視鏡検査の時に、これらの薬を服用していると生検できない事がありますが、自己判断で事前に休薬をしていると脳梗塞や心筋梗塞などの血栓、塞栓を起こす危険があります。休薬する場合は、必ず薬を処方した医師に休薬が可能か確認をして下さい。
ヘリコバクターピロリ感染症
ヘリコバクターピロリ感染症とは
ヘリコバクターピロリ菌は胃の粘膜に生息している菌で、日本における感染率は10代で10%以下、40代は30%程度で、年齢とともに上昇し1960年代生まれ以前では70-80%といわれています。感染すると胃に炎症を起こし、とくに胃潰瘍や十二指腸潰瘍の患者さんではピロリ菌に感染していることが多く、潰瘍の再発や治りにくさに関係しています。また胃がんとの関係も指摘されており、当院では呼気検査、内視鏡検査、血液検査、尿検査でピロリ菌がいるかどうか調べられます。
腹部エコー検査
腹部にゼリーを塗り、音波を出す探触子(プローブ)を押し当てて、肝臓、胆のう、すい臓、脾臓、腎臓などを観察する検査です。食後では見えづらい臓器があるため、通常は空腹の状態で検査をします。検査時間は通常10~20分くらいで、痛みはありません。
骨密度検査
骨密度検査とは
骨粗鬆症は加齢などによって骨がスカスカになり骨折しやすくなる病気です。身長が縮んだり、背中が丸くなってきた場合は骨の変化が起きている可能性があります。早期に発見し治療することで骨折の予防になりますので、骨密度の検査を受けることが大切です。当院では左手の骨をレントゲン撮影して骨量を測定します。骨量が減少しているかどうか、すぐその場でわかります。
舌下免疫療法
スギ花粉症の舌下免疫療法
日本人の4人にひとりはスギ花粉症といわれており、治療としては、花粉の飛散時期に抗アレルギー薬で症状を抑えます。一方『アレルゲン免疫療法』という方法は、アレルギーの原因となるアレルゲン(スギ花粉)を少量から投与して体をアレルゲンに慣れさせることで、アレルギー症状を和らげるだけではなく、治癒が期待できます。以前は通院して皮下注射する方法しかありませんでしたが、今は舌の下に薬をおく『舌下免疫療法』が登場し、自宅でも治療ができるようになりました。スギ花粉の飛散が終了した6月以降で治療を始めることができますので、外来でご相談ください。
以下に診療の流れをお示しします。
1、問診と採血(他院の採血結果でも良いです)でスギ花粉症と診断します。
2、採血結果を確認したうえで、舌下の薬について説明します。次のシーズンから症状を抑えることが期待できますが、治療期間は4-5年と長く、毎月1回の診察が必要です。
3、初めての薬の舌下はクリニックで実施し、30分ほど滞在して様子をみます。2日目からは自宅で服用できます。Q&A
- どんな人が治療していますか。
- スギ花粉症で困っているすべての方が対象ですが、長期間にわたり毎日舌下が続けられること、月1回の定期受診ができることが条件です。また免疫力の低下している方、重度の喘息やアレルギーをお持ちの方、心臓の薬(βブロッカー)を服用している方は実施できるかどうか慎重な判断が必要です。
- どのくらい効くのですか。
- 80%の方に効果がみられ、約20%の方は治癒しますが、効果のない方も約20%います。効果があれば4-5年ほど継続します。
- 採血が必要ですか。
- スギに対する特異的IgE高値の確認するために必要ですが、他院での採血結果でもかまいません。確認できれば受診当日から治療を開始することができます。